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オンライン遺伝カウンセリングルームジーヌ代表。日本で唯一認定遺伝カウンセラーと生殖医療相談士、両方の資格を持つカウンセラーです。長年不妊治療クリニックで遺伝カウンセラーとして多くの患者様の相談をお受けしました。 現在は、不妊治療患者さんのためのオンラインカウンセリングルームジーヌを主宰しています。 特に、PGT-A・PGT-SR検査に関しては、日本産科婦人科学会の認定制度の発足以前より、PGTを希望されるカップル(ご夫妻)延べ5,000組、10,000名にカウンセリング、さらに、PGTの結果として検出されるモザイク胚の移植についての相談も1000件以上受け、多くの健康なお子さんの誕生のお手伝いをさせていただいております。

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2025/01/27

Q6. PGTのリスクについて知りたいです。

 PGTを受けることで、出産に至る可能性が下がることがあり得ます。原因としては胚盤胞から細胞を採取することで胚がダメージを受け着床しやすさが下がる可能性、誤診(正倍数性胚を異常胚と判定してしまう)や、モザイク胚(正常な染色体を持つ細胞と異常な染色体を持つ細胞が混ざりあっている胚)の移植を避けることにより、本来生まれる可能性のある胚が排除されてしまうことなどが考えられています。

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Q20. PGT-Aを受けることで予想外のことがわかることがあると聞きました。何ですか?

 複数の胚の PGT-A をした時に、何個かの胚でいつも同じ染色体の同じ位置に染色体量の増減がみられ、「カップルのどちらかが転座保因者であることが疑われます。ご夫妻に染色体検査を受けていただくことをお勧めします。」との結果が返ってきて、転座保因者であったという思いもかけなかった事...

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