はい。卵子のもとの細胞は女性がお母さんのおなかの中にいる胎児の時期に出来ます。その時すでに卵子を作る第一減数分裂の中期にまで発生が進んでいて、染色体同士が結びついた状態で排卵時まで保存されています。そして、排卵時になると止まっていた減数分裂が再開されて卵子が出来ていくのです。したがって、生理が始まる年齢までですでに12~15年、40歳なら40年保存されているという事になります。
時間が経つと染色体同士を結び付けているたんぱく質が劣化して染色体同士が離れてしまい、排卵時に再開された減数分裂の後半で染色体がばらばらに勝手な動きをしてしまう。それが卵子の染色体の数的異常の原因となります。保存期間が長いほど、女性の年齢が上がるほど、卵子の染色体の数的異常は増えてしまうという事です。
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