PGTを受けることで、出産に至る可能性が下がることがあり得ます。
原因としては胚盤胞から細胞を採取することで胚がダメージを受け着床しやすさが下がる可能性、誤診(正倍数性胚を異常胚と判定してしまう)や、モザイク胚(正常な染色体を持つ細胞と異常な染色体を持つ細胞が混ざりあっている胚)の移植を避けることにより、本来生まれる可能性のある胚が排除されてしまうことなどが考えられています。
PGTを受けることで、出産に至る可能性が下がることがあり得ます。
原因としては胚盤胞から細胞を採取することで胚がダメージを受け着床しやすさが下がる可能性、誤診(正倍数性胚を異常胚と判定してしまう)や、モザイク胚(正常な染色体を持つ細胞と異常な染色体を持つ細胞が混ざりあっている胚)の移植を避けることにより、本来生まれる可能性のある胚が排除されてしまうことなどが考えられています。
染色体の数的異常を有する胚を移植する前の段階で見つけて、移植を避けることにより、着床しやすい胚、流産する可能性の低い胚を選んで移植することが可能となります。
そのことにより移植後の着床の不成功、着床後の流産を減らすことができます。
結果的に患者さんの身体的、精神的負担を減らすことができます。
出産までの治療期間が短縮できる可能性もあります。
受精後5日~6日目に胚盤胞まで育った胚の将来胎盤になる栄養外胚葉と呼ばれる部分から5~10個細胞を採取し、そこから抽出したDNAを次世代シークエンサーなどの機器を用いて検査し、染色体の量の増減や遺伝子に病気の原因となりうる変化の有無を調べます。
PGT検査は日本産科婦人科学会の決めた条件を満たす患者さんに行われています。
検査の対象
①PGT-A
反復する体外受精胚移植の不成功の既往を有する不妊症の夫婦反復する死流産の既往を有する不育症の夫婦
2025年9月からは女性の年齢がおおむね35歳以上の高齢のカップル(夫婦)も対象となりました。
② PGT-SR
夫婦いずれかの染色体構造異常(均衡型染色体転座など)が確認されている不育症(もしくは不妊症)の夫婦
③PGT-M
夫婦の両者またはいずれかが,重篤な遺伝性疾患児が出生する可能性のある遺伝子変異または染色体異常を保因する場合に日本産科婦人科学会による厳正な審査を経て行われる。
PGTは以下の3種類に分類されます。
① PGT-A(着床前胚染色体異数性検査:Preimplantation genetic testing for aneuploidy)
女性の年齢の上昇につれて増える染色体の異数性を調べる検査
②PGT-SR(着床前胚染色体構造異常検査:Preimplantation genetic testing for
Structural Rearrangement)
カップルのどちらかが転座、逆位などの染色体の構造異常の保因者である場合に起こる染色体の部分的不均衡を調べる検査
③PGT-M(着床前胚染色体異数性検査:Preimplantation genetic testing for
Monogenic/Single gene defect)
夫婦の両者またはいずれかが,重篤な遺伝性疾患児が出生する可能性のある遺伝子変異または染色体異常を保因する場合に重篤な症状を持つ児の出生を避ける目的で行われる検査
卵子と精子が出会い受精したのち発生が進むと胚と呼ばれるようになります。PGT(着床前遺伝学的検査 Preimplantation genetic test)は体外受精治療の際、胚を子宮に移植する前に、胚の遺伝子や染色体を調べ、妊娠継続しやすい胚や、病気を発症する可能性のない胚を選ぶという検査です。
いつもお読みくださりありがとうございます。
noteにプレコンセプショナルケア、不妊治療、着床前検査(PGT)などについて詳し記事、解説などを投稿しています。
参考にしていただきましたら幸いです。
https://note.com/alive_sorrel6801/
精子の数が極端に少ない原因として男性の染色体に変異がある場合があります。また、 Y 染色体に存在する精子形成にかかわる領域に微細欠失がある場合があります。染色体の情報に応じて治療の選択肢が変わりますので、検査を受けることをお勧めします。