以前は何らかの病気、病気の治療が原因で将来の出産が難しくなる恐れがある場合に、卵子凍結をしておくことで将来の出産の可能性を残すという医療目的で行われていました。
医療目的卵子凍結は、「妊娠の可能性がゼロになるのをゼロではなくせる」という意味でメリットははっきりしています。
最近行われるようになった、健康な女性が自然の加齢により妊娠することが難しくなるのに備えて行う卵子凍結を社会的卵子凍結といいます。
卵子凍結をしておけば将来出産できる可能性につながるのかといえば、必ずしもそうではありません。
海外の報告では36歳未満で20個の卵子を凍結した場合70%の人が出産できる可能性が有りますが、36歳以上になると20個以上いくつ凍結しても40%の人しか出産できません。
凍結する年齢、個人の体質など様々要因が複雑にかかわってきます。そもそも20個卵子が凍結できるのかという事にも個人差があります。
海外では凍結した卵子の9割以上は使われていないという報告もあります。
今は子供を持てないが、卵子を凍結しておけば安心、将来条件が整った時出産できる可能性は大きいと期待する方は多いかもしれませんが、今のところそれを証明するデータはありません。
