PGT Q&A
PGT(着床前遺伝学的検査)について様々な質問にお答えします。
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遺伝カウンセリングルームジーヌ
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2025/02/09
Q30. モザイク胚を移植して生まれた子が成長後妊娠した場合、次の世代の赤ちゃんに何か影響が出ることがありますか?
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モザイク胚から生まれたお子さんに染色体異常を持つ細胞が残っている可能性はほとんどないと考えられます。ましてやそれが生殖細胞にだけ残っていることもないでしょう。自然妊娠でも生殖細胞にのみ染色体異常を持つ生殖細胞系列のモザイクという現象がごくまれにあることは知られています。自然での発...
Q29. モザイク胚を移植すると、生まれる赤ちゃんの健康に影響があるのではないかと心配です。
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まだモザイク胚が移植されるようになってから時間があまりたっていないので、証明はできていないのですが、モザイク胚から赤ちゃんが生まれることは自然妊娠でも普通に起きている事象だと考えられます。妊娠期間中、出産後も特に問題がないのであれば、お子さんにモザイク由来の染色体異常細胞はないと...
Q28. 43歳、PGT-Aを繰り返しやっと染色体正常胚が見つかりました。移植前に不育症などの検査を受けるべきでしょうか?
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やっと見つかった大切な胚を移植する前には、十分に検査をしたうえで、万全な体制で移植されることをお勧めします。
Q27. 43歳、流産を経験しました。PGT-Aで防げるでしょうか?
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43 歳の方でしたら胚盤胞の染色体異常率は 80 %以上となりますので、 PGT-A で流産を防げる可能性は十分あると考えます。ただし、移植可能な胚を見つけるのは難しいかもしれませんが、移植する必要のない胚の移植を避けることで、時間を大切に使える可能性はあります。
Q26. 35歳、流産を繰り返しました。PGT-Aで防げるでしょうか?
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35 歳の方ですと、流産の原因が染色体の数的異常ではない可能性も十分あります。他の要因がないか、カップルの染色体検査を含めて不育症などの検査を先になさることをお勧めします。再度流産をするようなことがありましたら、赤ちゃんの染色体検査をされることをお勧めします。もし赤ちゃんに染色体...
Q25. 35歳、胚盤胞を2回移植しましたが着床しません。PGT-Aを受けるのが良いでしょうか?
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35 歳の方ですと通常胚盤胞の 70 %くらいは染色体正倍数性だと考えられますので、原因はほかにある可能性が有ります。 PGT-A よりは不育症、着床不全などの検査を先にしてみるのが良いかもしれません。それでもうまくいかない場合には PGT-A を受けて、少なくとも染色体の数は正...
Q24. 43歳、胚盤胞を2回移植しましたが着床しません。PGT-Aを受けるのが良いでしょうか?
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年齢的には染色体の数的異常胚の割合は高いですので、 PGT-A で移植回数や流産の可能性を減らすことで精神的、身体的負担を減らすことができる可能性が高いです。
Q23. 43歳、PGT検査をしたすべての胚の結果が染色体の数的異常胚です。正常胚(正倍数性胚)を見つけることは期待できないでしょうか?
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何歳になっても正倍数性胚が見つからないと断言することはできません。しかし、染色体の数的異常の出方を見るとどのくらい難しいかの指標にはなる可能性があります。 1 か所あるいは 2 か所の数的異常が認められる胚が混ざっているうちは正倍数胚が見つかる可能性も十分ありますが、どの胚も 3...
Q22. 移植しても心配の少ないモザイクというのがありますか?
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世界中で多くのモザイクが移植されていますが、今のところ生まれた赤ちゃんに病気があったという報告はごくわずかです。大部分のモザイクは移植して着床し育てば元気なお子さんが生まれる可能性は十分にあります。しかし、安全度を考慮して移植の優先順位を考えることは大切です。遺伝の専門家に相談な...
Q21. 移植するのが危険なモザイクというのはどのようなものですか?
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モザイク率の高いもの(検査した細胞の中に染色体の数的異常を持つ細胞の割合が多いもの)。病気をもって生まれてくる可能性が知られている染色体異常や、流産した胎児の中に多い染色体異常が関わっているもの。
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